協会誌第20号 刊行のおしらせ
2011年5月27日 コメントを残す
最新刊のお知らせです。
山梨県考古学協会誌第20号 特集 『甲斐の中世考古学研究』
会誌第20号は、本誌初の中世を特集テーマとして取り上げ、山梨県で活発に行われてきた中世考古学研究の成果を概観する一冊となっております。
特集は15本に及ぶ論考を掲載しており、城郭・治水・信仰・遺構・遺物と、これまでの各研究成果そして今後の展望に触れられた充実した内容となりました。
特集 甲斐の中世考古学研究
萩原三雄 総論 山梨県の中世考古学研究
山下孝司 史跡新府城跡の調査
閏間俊明 七里岩大地の戦国時代終末の様相―新府城跡とその周辺の遺跡―
畑 大介 信玄堤と考古学
大森隆志 中世地下式坑片年研究の現状—編年2案をめぐって—
村松佳幸 方形竪穴状遺構
野代恵子 富士山中に残された信仰遺跡について
今村直樹 上窪遺跡出土笹塔婆
網倉邦生 山梨県から出土した大量一括埋蔵銭貨についての検討
佐々木満 甲斐国における中世後半の土器様相—鉢・鍋を中心に—
植月 学 甲斐における平安・鎌倉時代の馬産—ウマ遺体の分析による検討—
坂本美夫 山梨県の中世石仏—二尊石仏—
佐藤勝広 甲斐の中世角塔婆考
望月秀和 山梨県の中世寺院調査
七面山石造物調査グループ 七面山の武蔵型板碑—明浄院墓地と町石の調査—
また、自由テーマにおいても5本の論考が集まり、総頁数200頁に及ぶ、ボリューム・時代・内容ともにバラエティーに富んだ1冊となっております。
伊藤公明 寺所第2遺跡出土の人獣意匠装飾土器
末木 健 甲斐都留地域の古墳
佐野五十三 古代官道と郡衙の求心性ー駿河国富士郡と駿河郡の事例検討ー
杉本悠樹 富士河口湖町西川遺跡出土の古代製塩土器について
末木 健 甲斐国出土の苧引金について
お問い合わせは山梨県考古学協会事務局まで。
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山梨県笛吹市石和町四日市場1566 帝京大学山梨文化財研究所内
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